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「日本版DBS」を盛り込んだ「こども性暴力防止法案」で学習塾の対応は

大網白里市で主に大網中学校の生徒を中心に、みずから主体性を持って学び、自分のペースで勉強できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、You-Youスクールみずほ台の塾長の佐藤です。

今月9日、「日本版DBS」の創設を盛り込んだ「こども性暴力防止法案」がついに衆院本会議で審議入りとなりました。

日本版DBSとは、先行しているイギリスのDBS制度(Disclosure and Barring Service、前歴開示・前歴者就業制限機構)を日本向けにアレンジした制度で、子どもと接する教育機関や事業者の職員や就職希望者を対象に性犯罪の前科がないかを確認する制度です。

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「日本版DBS」が閣議決定されました 昨日、日本版DBSの導入に向けた法案が閣議決定されました。当塾も微力ではありますが署名活動というかたちで応援していましたので、まずはほっとしています。
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日本版DBSについて、学校は【義務化】、学習塾は【任意参加】の認定制度となるようです。

気になる参加率ですが、朝日新聞が今年4月に実施したアンケートによると、大手学習塾・予備校50校のうち、河合塾や早稲田アカデミーなどの24社が日本版DBS制度に「参加の方向である」と回答しています。(元記事のリンクはこちら

塾業界全体でどのくらい制度の普及が進むのかはまだわかりませんが、ここで気になる点があります。

それは、私たちのような個人宅で開業している塾や従業員を雇用せずに経営している塾、個人事業主として契約している家庭教師などは、制度の【対象外】であるという点です。

保護者の方々が入塾を検討する際にDBS制度に参加しているかを気にするようになると、制度対象外の私たちは候補から外れ、相手にされなくなってしまう可能性があります。

ある意味、信頼や評判で入塾していただいている当塾のような個人塾は淘汰され、大手学習塾の寡占が進んでしまわないか…気になるところです。

学習塾のとある業界団体では、自主的にガイドラインを作成するという動きもあります。規制の対象外の学習塾はこうしたガイドラインを遵守するという形で参加できればよいのですが。

引き続き、法案の成立までしっかりと見届けていきたいと思います。

You-Youスクールみずほ台は JAC千葉学習塾協同組合に加盟しています

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この記事を書いた先生

佐藤 雅大のアバター 佐藤 雅大 You-Youスクールみずほ台 塾長

東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業。教育コーチング有資格者。趣味はドライブ、映画鑑賞、クラシック音楽鑑賞(ピアノ・バイオリン)、演劇鑑賞、食べ歩きなど。好きな食べ物はカレー。動物大好き!

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